はじめに|実家じまいは、ある日突然始まる
「実家じまい」という言葉を聞いたことはあっても、
「まだ自分には関係ない・・・先の話」
そう思っている人は多いのではないでしょうか。
私も「実家じまい」という言葉は知っていました。
でも、実際に自分が向き合う日が来るまでは、その大変さを本当の意味では理解していませんでした。
ところが、母を見送ったことをきっかけに、兄弟4人で実家や墓、相続について話し合うことになり、「実家じまい」は一気に現実の問題になりました。
これまで何十年も当たり前に存在していた実家。
しかし、親がいなくなった瞬間から、
「この家をどうするのか」
という現実に向き合わなければならなくなったのです。
今回は、私自身が現在進行形で取り組んでいる実家じまいについて、これからシリーズとして発信する理由と、このカテゴリーでお伝えしたいことを書いていきます。
実家じまいとは、家を片付けることだけではない
「実家じまい」と聞くと、
家財道具を整理したり、家を売却したりすることを思い浮かべる人が多いかもしれません。
もちろん、それも大切な作業です。
しかし実際に経験してみると、それだけではありませんでした。
- 兄弟との役割分担
- 相続の手続き
- 墓じまいの検討
- 空き家の管理
- 売却方法の選択
さまざまな問題が同時に動き始めます。
一つ終われば次、というよりも、複数の課題を並行して進める必要があります。
だからこそ、「何から始めればいいのか分からない」と感じる人が多いのだと思います。
実体験を記録として残そうと思った理由
実家じまいについて検索すると、経験談や手続きの解説記事はたくさん見つかります。
もちろん、それらはとても参考になりました。
ただ一方で、
「実際に今まさに進めている人の判断や迷い」
が分かる記事は、あまり多くありませんでした。
だから私は、自分たちが経験していることを、そのまま記録として残そうと思いました。
実際に進める中で、
「あのとき、この情報があればもう少し迷わずに済んだのに」
と感じた場面が何度もあったからです。
自分たちが経験した迷いや判断が、これから実家じまいに向き合う誰かの役に立つかもしれない。
経験は、自分の中だけにしまっておくより、次の人の道しるべになったとき、本当の価値が生まれる。
そんな思いで、このシリーズを書いていきます。
このシリーズは「成功談」ではありません
この終活カテゴリーでは、
「これが正解です」
という話を書くつもりはありません。
実際には、
迷うこともあります。
兄弟で相談することもあります。
専門家に確認しながら進める場面もあります。
だからこそ、このシリーズでは、
判断した理由や、途中で気づいたことも含めて記録していきます。
うまくいったことだけを書くのではなく、
「ここは最初に知っておけば良かった」 という点も、そのまま共有していきたいと思っています。
同じ立場の人の不安を少しでも減らしたい
実家じまいは、多くの人にとって一生に何度も経験することではありません。
だから分からなくて当然です。
私自身も、
何から始めればいいのか。
誰に相談すればいいのか。
どんな順番で進めればいいのか。
分からないことばかりでした。
その都度調べ、兄弟で話し合い、一つずつ前へ進んできました。
もし、この記録が、
これから実家じまいに向き合う誰かの不安を少しでも減らせるなら、
それだけでも発信する意味があると思っています。
このシリーズで発信していく内容
今後は、実際に経験したことを中心に、次のようなテーマを取り上げていきます。
- 実家じまいを始める前に考えたこと
- 兄弟4人で役割を決めた経緯
- 墓じまいを進める中で分かったこと
- 空き家売却で経験したこと
- 相続や手続きで感じたこと
どれも机上の知識ではなく、
実際に経験したことをベースに発信していきます。
まとめ|経験そのものが、誰かの道しるべになる
実家じまいは、家を整理するだけの話ではありません。
家族との思い出と向き合い、
兄弟で話し合い、
これから先の人生を考える時間でもあります。
今回の実家じまいを通して、私が強く感じたことがあります。
終活は、人生の終わりの話ではありません。
残された人への思いやりであり、家族へ想いをつなぐための準備なのだと思います。
だからこそ、このシリーズでは、うまくいったことだけではなく、迷ったことや悩んだことも含めて、そのまま記録していきます。
その経験が、これから実家じまいに向き合う誰かの不安を少しでも軽くし、一歩を踏み出すきっかけになれば、これ以上うれしいことはありません。
経験は、自分の中だけにしまっておくより、次の人の道しるべになったとき、本当の価値が生まれる。
そんな思いで、この実家じまいの記録を、一つひとつ残していきます。
もし今、実家じまいに向き合っている方がいれば、
この連載が少しでも参考になれば幸いです。