「これってパワハラ?」と感じたら読むべき実録マニュアル|20年会社員が明かす“脱出の手順”

どうも。
スマイルネットワークのコージリです。

「また今日も怒鳴られるのか…」

こんな気持ちで出社する朝を、繰り返してきた経験はありませんか?

  • 理不尽な叱責
  • 人格否定のような言葉
  • 部下を軽視し続ける空気

こうした積み重ねは、心をじわじわと削り、自尊心を奪っていきます。

それでも「生活のために仕方ない」と自分を押し殺して働き続ける──。

実はかつての私もそうでした…。

自分自身20年以上会社員として働く中で、人間関係には恵まれてきたと思っていました。

でも、振り返ってみると「これってパワハラだったのでは?」と感じる場面が数多くあったのです。

  • 結婚式のための有休申請をとがめられる
  • 上司は定時退社なのに部下には残業命令
  • ミスを“全体注意”にすり替えられる屈辱

当時は耐えるしかないと思い込んでいました。

でも今なら、もっと冷静に立ち回る方法があったと分かります。

私自身の体験から言えるのは、「正しい手順を知る」ことで状況は変えられる、ということです。

ここから、パワハラから脱出するための現実的なステップを解説していきます。


パワハラの線引きと“グレー”の見抜き方

一言でパワハラといっても、現場ではグレーなケースが多いです。

まずは線引きを確認しておきましょう。

  • 反復・継続:単発ではなく、繰り返し精神的・身体的苦痛を与えているか
  • 優位性の悪用:上司・先輩などの立場を使って断れない状況か
  • 業務上の必要性を超えているか(人格攻撃・私的介入など)

代表的な例としては、人前での叱責の繰り返し、過大・過小な要求、飲み会強制、私物や個人情報への過度な干渉などです。

ここで大事なのは「主観の辛さ」に加えて「事実の形」にしていくことです。

次はその具体的方法です。


今日から始める証拠づくり:静かに“見える化”する5ステップ

感情で動く前に、足元を固めましょう。

  1. 出来事ログ
    日時・場所・相手・発言内容・自覚症状(動悸・不眠など)を即記録。
    例:「4/12 9:10 ○会議室/A課長『仕事やめちまえ』→動悸10分」など。

  2. メール・チャットの保全
    フォルダ分けやスクリーンショットを保存。
    件名に「日付+相手名」を入れて整理。

  3. 音声の一次記録
    スマホのボイスメモ等を活用(職場規程は要確認)。
    忘れないための記録として淡々と残します。

  4. 医療・人事の痕跡
    産業医や心療内科の受診、人事への相談記録は強い証拠となります。

  5. 日常の客観的サイン
    勤怠記録、業務指示書、評価コメントなども揃えておきましょう。

点では弱くても、線にすれば強力な武器になります。

証拠は“静かに淡々と”積み上げるのがコツです。


社内での動き方:火を大きくせず、味方を増やす

いきなり上層部に直行すると、対立が激化しやすくなります。

階段を上るように進めましょう。

  • 一次相談:信頼できる同僚や先輩に「事実」を短く共有する(愚痴ではなく事実)。
  • 人事・コンプラ窓口:ログを持参し、「要望は改善」というスタンスで伝える。

言い方のテンプレート例:
「事実としてこういう出来事が続いており、健康影響も出ています。感情的な対立ではなく、業務が正常に回る形に整えたいのです。」

目的は“勝つこと”ではなく“正常化”です。

この姿勢が社内での支持を得やすくします。


外部セーフティネット:孤立しない導線を確保する

社内で解決できない場合や、心身に大きな影響が出ている場合は外部を活用しましょう。

  • 労働相談(公的窓口):状況を棚卸しして優先度を整理できます。
  • 産業医・主治医:意見書や就業配慮の提案は効果的です。
  • 法的相談:証拠の見極めや書面化で一気に現実味が増します。

「どこに」「何を持って」「何を目的に」行くかを明確にして動くとブレません。


退路の確保:静かな転職準備で主導権を取り戻す

出口が見えるだけで心は軽くなります。

  • 棚卸し:担当業務や成果を3行で言えるように要約
  • 職務経歴書:成果は数字で表す(%・件数・時間短縮など)
  • 接点:2社以上のエージェントに登録して比較
  • 引継ぎ計画:迷惑をかけない退職台本を用意
  • 面談の戦い方:現職批判は避け、「やりたいこと」「貢献できること」に集中

退路は“逃げ”ではなく“選択肢”です。あるだけで交渉力が増します。


メンタルを守るミニ習慣:60秒で整える“保全ルーティン”

状況が動く前に心が折れない工夫をしましょう。

  • 呼吸法:4秒吸う→6秒吐くを5セット(自律神経を整える)
  • 境界線:「業務批評」と「人格否定」を切り分ける習慣
  • 睡眠固定:起床時刻を固定(夜のズレはOK)
  • 散歩:1日10分で思考ループを断ち切る

「整える→動く→また整える」を小さく回すことがポイントです。


体験から学んだ“やりがちミス”と回避策

  • 感情で正面衝突 → 記録と第三者を挟みましょう
  • SNSで吐き出す → 火種になるのでオフライン日記へ
  • 証拠が点在 → 1フォルダ&同一ルールで統一
  • 敵を増やす言葉 → 常に「業務正常化」を目的に


まとめ:未来を守るのは、静かな準備と一歩の行動

パワハラは我慢では解決しません。

「事実を積み、味方を作り、退路を確保する」この3点を押さえれば状況は必ず動きます。

今日ひとつだけでいいので、ログのテンプレートをスマホに作ってみてください。

それが、あなたの主導権を取り戻す最初の一歩になります。



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